さしお’s blog

日常、趣味、子育て等!気まぐれです。

感動の出産、壮絶

 

私は自己紹介を読んで頂いた方は

分かると思いますが

 

私には現在、1歳4ヶ月になる

息子がいます。

 

その1年4ヶ月前、壮絶だった出産を

ブログに描きたいと思いました。笑

 

【出産準備は破水から】

今から1年4ヶ月前、

 

俺「あと、1週間で予定日だね!ドキドキする?」

妻「いやー、どんなもんかわかんないしね。遂に来るのか!って気持ちはあるよ。」

 

俺「明日仕事休みだし、2人でいれる時間もあと少し。とりあえずDVDでも観るべ」

 

その時借りていたDVDが

ほのぼの系のギャグアニメの(日常)と言う

題名のアニメで

 

ほうほう。って思いながらずっと見てました。

気付いたら午前2時頃だったかな?

 

もう寝ようと家事を済ませて

完全に寝た頃には

午前4時頃でした。

 

そして、午前6時頃。

妻が「ねぇねぇ、起きて」

 

俺「あーー眠い。どしたん?」

 

妻「何やらお股から水のようなものが……」

 

俺「おしっこ漏らしたんじゃないん?」

 

妻「……」

 

その時、自分の頭の中で

寝ぼけた頭が何かを解析中…

 

俺「まさか?」

 

妻「破水かもしれん!!でも全然陣痛も来てないんだよね。しかもまだ1週間もあるんだよ?おしっこ漏らしたんかなー?」

 

もちろんうちの妻はおねしょなど

した事はない…。笑

 

俺「一応かかりつけの病院に行ってみるべ」

 

妻「御意」

 

病院に到着。

診察室に入って、一緒に待ってみる。

 

妻「破水だってよ」

 

医師「破水で間違いありません。」

 

俺「おや?」

 

看護師「とりあえず入院になるので1度家帰って、

旦那さんは奥さんの着替え等を持ってきてください。」

 

俺「は…はい。」

 

あまりの展開の早さに頭が

ついてこない(^ω^)

 

そのまま一度家に帰って

愛犬に餌をやり、トイレシートを

替えて、

妻の着替え、妻の飲み物(ストロー付き)

ハンカチ、念のため食べ物。

 

親族に、「妻が破水しました。」と

連絡を済ませて

 

出発!

 

そこで、会社の出産経験のある方から

テニスボールとうちわも必要と

連絡が来ました。

 

しかし、既に私は病院に着いていた。

 

俺「流石に車の中にテニスボールはないな…

いや、まてよ11月なだけあってうちわもないやん」

 

近くにコンビニはあるが、

この季節、うちわもテニスボールも売ってない

 

俺「お。」

 

仕方ない、うちわ代わりにこれを

起用するか。

 

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ラーメンウォーカー!!

この本はラーメン大好きな

妻に買ってあげた本なのだ( `ω´)

 

これを持って行ってき、

入院室へ。

 

妻は先にベットの上にいました。

 

妻「まだ全然大丈夫。腹減ったー。」

 

俺「おっけー、病院の目の前のマック行ってきてあげるよ!」

 

妻「シナモンメルツよろしく!」

 

シナモンメルツを買って

入院室に戻った。

 

妻「ちょっとお腹痛い感じしてきた」

 

この時既に妻は促進剤を打っていて

壮絶な戦いが開幕していた。

 

それから、陣痛が来つつも

雑談しながら夜を迎えた。

 

俺自身もこんなに長くなるとは思わず、

家にいる愛犬、猫が心配なので

様子見がてら1回帰る事にした。

 

【家での壮絶な出来事】

 

家に着くと、

愛犬、猫が

「なんだよ意外と早いじゃん」

ってな感じな反応してきて、

 

俺「そんなことよりなんだよこれ…」

 

鬼のように食いちぎられたダンボール。

まだこの時1歳になっていなかった

 

愛犬なのでさぞ

イタズラが楽しかったのだろう。笑

 

片付けの最中、掃除機を掛けていると

愛犬が掃除機と喧嘩しようとしたので

掃除機を前に出したら

 

思いのほかビックリしたのか、

う〇ちをばらまいて逃げて行った。

 

俺「…はぁ。」

 

と思った瞬間戻ってきた愛犬が

自分のう〇こにダイブ!!!

 

俺「…………はい!?」

 

無言でお風呂に誘導。

今度は雑巾がけ。

 

お風呂で愛犬を洗い、

掃除選択を済ませて

 

自分もシャワーを浴びて

着替えた。

 

妻から連絡がきた。

 

「ちょっと痛くなってきたから来て!」

 

俺は「わかった!」

 

とLINEを返して急いで向かう。

 

完全に愛犬の件が忙しすぎて

他の事が手につかなかった。笑

 

自分の分と妻の分晩飯を買って行き到着。

 

俺「はい、晩御飯!食べれそうなのあったら食べてね!」

 

妻「ありがとう。でも

晩御飯病院でしっかりでたし、

今食べれる余裕ない。」

 

俺「だよな…。」

 

空腹だったので俺は

陣痛に耐えながらもまだ

話せる余裕があった妻と話しながら

1人で入院室で食事をした。

 

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1人で妻の分も含め

食べた。笑

 

大量のお弁当のゴミを助産師さんが見て、

 

「あなたこの入院室に何日いるの?」

 

と聞かれたのを覚えている。笑

 

妻は笑っていた。

 

ふと思うと、1度家に帰ることで

初めての出産、このままどこまで

苦しくなっていくのか

1人なって不安で

仕方なかったのかなって。

 

もっと急いで来てあげればよかった

と思った。

 

【2日目】

 

陣痛に耐えながらも

ほとんど寝れていない妻。

2日目。 

 

その横で

 

「大丈夫?」「頑張れ頑張れ」としか

言えなくて

 

行動で出来ることは背中をさすったり

マッサージしてあげたり

飲み物を口まで運んであげたり…

 

助産師さんいわく、まだ子宮口は

開いてないとのこと。

 

妻「(´;ω;`)ソンナ~……」

 

俺「あとどれ位、かかるだろうか。

息子よら早く出てきて母を楽にさせておくれ〜。」

 

そう願うばかり。

 

話しながらも、うーとうずくまる妻。

相当しんどいのだろう。

 

そのまま、夕方になり

妻も体力的にしんどかったであろう。

 

何も出来ない自分でさえ

この長期決戦はこたえたものだ。

 

しかし、心中では「絶対に妻の方がキツいに

決まってる。」弱音なんかこちらから

吐けるわけがなかった。

 

【いよいよ分娩室へ】

 

その夕方、

助産師さん「部屋移動しまーす。」

子宮口はあまり開いていないものの、

妊婦さんにもその部屋に慣れてもらったり

 

夫以外からいきんでいる所や声を

聞こえないように早めに分娩室に

移るんだとか。

 

妻は重い足取りで、ドキドキ感と言うより

早く出てきて欲しいと言う気持ちが

勝っていたのかなぁと思います。

 

分娩室は部屋が薄暗くしてあり、

大きな椅子を倒した感じ。

 

そこにはテニスボールやうちわが

置いてあった。

 

こじんまりとした部屋だった。

 

妻は破水してからこれまで

30時間は経過してよう時間だった。

 

実家から「大丈夫か?」などと

心配の電話もかかってきた。

 

こんなに長く苦しいのかと

驚いた。

 

目を背けたいくらい

妻が可哀想だった。

 

時よりテニスボールでお尻付近を

押し上げてあげたり、

うちわで扇いであげたり、

飲み物を口まで運んであげたり。

 

声を何度もかけたけど

出来ることが他にはないかと、

男の無力さに悲しくなる。

 

妻は「ごめんね。私も辛いけど

子供もあなたと辛いよね。ごめんね。」と

 

「俺は大丈夫。頑張れ。」

なんて優しい妻なんだろうと思った。

 

俺は出産直後は妻の気性が荒くなる

などの話しを聞いていたので

驚いた。

 

助産師さんが来て、「いい子だね。

優しいねー(T_T)」と褒めていた。

 

「検査するから旦那さん外に出ててね。」

 

と私は声をかけられた。

 

【時はきた。いよいよ出産の時】

 

あまりに長く、あまりに苦しそうな妻。

「これ本当に出てくるのかな…。

赤ちゃんどっかで引っかかってる?」

などと心配になりました。

 

俺はそんな妻を楽にしてあげたく、

助産師さんに、「もう帝王切開にしてやって

くれませんか?」と要望を

述べた所で

 

「大丈夫。もう産まれるから

分娩台の準備します。旦那さん一度

外に出て下さいね。」

 

と言われた。

 

「やっとだ!頑張れ妻子!!」

 

30分くらい外で待っただろうか。

 

中から、「旦那さんどうぞー」と

声がかかる。

 

分娩室の中に医師や助産師さん数名。

ドラマで見たような光景になっていた。

 

「はーい、いきんでー。

旦那さん手を握ってあげて!

頑張れー!あと少し!」

 

俺「頑張れ!頑張れ!頑張れ!」

頑張れ以外の言葉が見つからないほど

頑張れだった。笑

 

3回くらい強くいきんだ所で

「出ましたー!」と助産師さんから

声があがった。

 

息子の「ギャーっ!!」と言う

鳴き声も聞こえた。

 

こちも一気に力が抜け

安心した。

 

一度息子の方を見てから

すぐに妻を見た。

 

俺「超でけーよ!よかった

無事に産まれたね☺️」と

 

涙よりも笑顔で妻に問いかけた。

 

心臓がバクバクしていて

いつまでたっても興奮した状態だった。

 

1度分娩室から俺だけ出されると

胎盤などの処理が中で行われたり、

妻の体調などを調査していたらしい。

 

俺は親族に、「産まれました!」と

報告した。

 

みんな余程心配だったのか、

普段、早寝早起きの実家の父母も

起きていてくれた。

 

1時間程度して部屋に呼ばれ

戻ると、

 

スッキリした表情からか、

よく喋るようになった妻を見て

安心した。

 

そして、念願の息子も

抱くことができた。

 

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産まれたばかりの赤ちゃんは

目もあまり開いてなかったが

それでも可愛かった。

 

それからたくさん写真を撮って

たくさん妻と話をして

病院を出た。

 

車に乗って疲れが

一気に出ると共に

たくさんの感情が溢れ出した。

 

「妻大丈夫かな」「妻頑張ったな」

「俺父になる」「これからどんな生活が待ってるんだろうか」「早くお家帰ってこないかな」

 

なんて考えていたら、

涙も出たし

居ても立っても居られず

妻に感謝のLINEを送った。

 

日付けが回っていたが

すぐに返信がきた。

 

妻からのLINE

「アドレナリンがやばくて寝れねーわ」

 

微笑ましいLINEで

彼女はまだ1人で病院にいることを

考えると

少し寂しい気もした。

 

そんな中産まれたうちの自慢の息子は

今、1歳4ヶ月になり

日々の成長を見守るのが

楽しくて仕方ない(;ω;)

我が家の絶対的

アイドルだ。

 

 

はじめての出産を立会いしてみて、

血がダメだとか、何したらいいかわかんない

とかそんなこと言ってたら

ダメなんだと感じた。

 

出来るだけ奥さんを1人にしない事の

大切さを知った。

 

俺は初めての出産で

妻をしっかりサポートできただろうか。

 

今思うと、反省点がたくさんある。

次の立会いでは100点を

自分につけれるくらい

 

妻をサポートしたい。